職場やご近所やママ友や、色々な人間関係の中で、誰かから言われたことやされたことでイライラしてどうしようもなくなった時、この怒りをどう納めたらいいんだろうと悩んだことはありませんか?
その人の言動にイライラして眠れなくなったり、もう顔も見たくないのにどうしても接触が避けられなくてウンザリしたり…。
その怒りの渦中にいると、もうただただ「あの人大嫌い」で思考停止してしまいます。
それはそれで解消法としては間違っていないのですが(誰かを嫌いになってはいけないと自分の感情に蓋をするよりはマシという意味で)、それではまた同じことの繰り返しになってしまいます。何しろ相手は何も変わりませんからね。
ではどうしたらいいか。
分かっているつもりでいた「鏡の法則」
実は私自身が、昨夜ある人からの言動への怒りでなかなか寝付けませんでした。
リリーステクニックでなんとか眠れたのですが、朝起きたら怒りがまたムクムクと…。
「これじゃ何回リリーステクニックを試しても追いつかない」と思い至り、「私のどんな部分が彼女のあのような言動を引き寄せたんだろう」と考えだしました。
そこで「鏡の法則」を思い出したんです。
「鏡の法則」とは心理学の一つなのですが、自分の周りで起きる出来事は自分の写し鏡であり、例えば誰かの嫌な言動も自分自身を投影しているものであるとすれば、自分自身が変われば世界も変わりますよ…という非常にザックリと言えばこんな感じのものです。
自分の容姿は鏡がなくては確認することができませんよね。服の乱れや髪の乱れを指摘してくれるのが鏡です。それと同じで他人の嫌な言動はあなた自身の中にもあるものですよ、あなた自身を映し出しているんですよと指摘しているということなんです。
それを思い出して、何とか自分の怒りを収めようとしました。
でも無理なんです。
できませんでした。
昔は腹で理解できたのに、今はただの理屈のように感じていまいち納得いかないんです。
何か大事なことを忘れているのかもしれない。
そう思って久々に「鏡の法則」で検索してみました。
そこで見つけたのが野口嘉則さんの著書「鏡の法則」でした。Amazonで絶賛されていて無料で読めるとのことなので読ませていただきました。以下のクリックで開きます。
読んでいる間中泣きっぱなしでした。私はとても大事なことをたくさん忘れていました。
感謝するべき人に感謝してない。むしろ傷つけていたかも?とても重大なことを思い知らされました。
そして、私に嫌な言動を取った彼女にも感謝できたのです!
「この機会を作ってくれてありがとう!」って。
彼女は私にこれを読ませるために嫌な役を買って出てくれたんだと思えるようになりました。
ちなみに私が感謝すべきなのにできなかった人は夫でした。
心の中で軽蔑していたことも知りました。
でも自分はどんだけのもんでしょう?なにか特別できるわけでもない、家事も仕事も完璧かと言われたらどれもこれも中途半端。夫の何を今までこんなに見下して来たんだろうって。
(この野口さんの著書に出てくる夫さんとうちの夫が丸被りなのもご縁を感じます汗。そしてこの著書では夫の前に主人公の父親への思いを探ることをしています。私にとっても新しい課題ができたような気がしました。)
彼女の私を見下した(ように見える)言動はこれを気付かせてくれるものだったのかもしれない。と思えた瞬間に涙がワ~っと出てもうあらゆるものへの感謝ではち切れそうになりました。
全てが繋がっている。
私を導いてくれている存在がいる。
まず何より周りへの感謝を忘れていたことを気付かせてくれた。
しばらく涙が止まらなくて、目が腫れてしまいました…。
いっぱい泣くと、そのあとビックリするほどスッキリするんですよね。きっと涙と一緒に今の私に不要なエネルギーが出ていくからでしょうね。
ある人の言動に腹が立って眠れなかった夜。彼女にどう思い知らせてやろうかなんて恐ろしい考えまで持ってしまっていました。
自分の思い上がりが怖くなります。
そんな自分にブレーキをかけ、方向転換を促してくれた一連の出来事に私は心から感謝しています。
あなたの怒りも、あなたに何かを気付いてほしくて沸き起こっているものかもしれません。それが何かに気づいたら、怒りは感謝に代わるかも?
そうなることを心から祈っています。
ちなみに上記の「鏡の法則」を読んでも、どうしても上手くいかなかったという読者の方から著者の野口さんへ質問があったそうです。その質問への答えとして「完全版 鏡の法則」が出ているそうです。そちらも併せて読んでみると良いかもしれませんね。
2020/12/13追記
この後すぐ彼女とのことについて書いた記事を更新しました。(コンプレックスを受け入れて 思い込み(ブロック)を外す)
あれから彼女とは全然二人で仕事に入ることはありません。それと、彼女の私に対する態度も変わってきています。清々しいほど、変わりました!