癒す

生きづらさを感じた時は内面に目を向けてみる

辛くて、苦しくて、どうしようもないとき。

なんでどうしてと、自分を責めて苦しくて、起こった出来事の方ばかり気になりますが、問題が起きているのは実は内面の方かもしれません。

どういうこと?実際私にはそれは起きたのよと思われるかもしれません。でもその出来事はあなたの内面が引き起こしたものかも。大抵の問題は外ではなく、中、あなたの心の中で起きているんです。

 

自分でない誰かの仮面をかぶって生きてきた

私は昔、自分が恥ずかしくて、消えたいと思うことがありました。

何であんなこと言っちゃったんだろう?

何であんなことしちゃったんだろう?

と、自分を責めて恥じて、今思い出しても随分と自分をいじめていました。

 

私が自分を恥じたのは「こんなはずじゃなかった」とか「私はもっとスマートな対応ができなくてはいけない」とか、自分とは違う別の誰かになろうとしていたからなんですね。

誰か別の人の仮面をつけて、人生生きていけるわけがないのに。

でも私は自分が恥ずかしかったので、そのままの自分でいいわけがないと思っていたんです。自分全否定です。

そうすると、内面では何が起こっていたかと言うと、拒絶され見て見ぬふりをされた自分が、切り離されて分裂しちゃうんです。でも自分を認めて欲しいので、その人格が出てくるような場面に何度も遭遇するんです。自分がその人格を認めるまで。

私は、そのままの自分でいることを選択してみることにしました。

そうなるにいたるまで、たくさん内省しました。本を買って、瞑想しました。過去を遡って行くうちに精神的にとても危険な状態になったりもしました。

それまでの私は、自分の回りをガチガチに武装して用心深く生きていました。たくさんの「~ねばならない」を抱えて、そのくせ未来が怖くて仕方ないのです。その恐怖心から救われたくて、さらに警戒して、どんどん重くなっていきました。

多分限界だったんですね。

だからいちばん恐れていたことがどんどん起こっていったんです。

まるで天が「はい、これで怖いものもうないでしょ!武装を解いて裸になりなさい」と言っているようでした。

実際私にはもうお手上げの状態で、完全に裸にされたような心持ちでした。

だからこそ私は自分の内面に深く潜って行く事が出来たのだと、今なら分かります。

誰の仮面も着けずに、自分自身で生きていくのは、私にとってとても怖いことでした。本当にこれで大丈夫なんだろうか?と不安でした。

 

丸ごとの自分を受け入れて愛する

今私は自分を恥じたり、否定したり、拒絶したり、しません。

私は私を大事にしています。

もし何か失敗したら、大好きな友人が失敗して落ち込んでるのを慰めるように、励ましてあげます。

愛一杯で包んであげます。

小さいとき、悔しくて惨めな気持ちで泣いていた私を、今からでも癒すことが出来ます。癒しが起こると胸が暖かくなって涙がでてきます。

 

もしあなたが、自分を恥じて消えてしまいたいと思っているとしたら、自分に問いかけてみてください。

あなたは本当のあなたを生きていますか?武装していませんか?○○でなくてはならいと、自分を枠にはめようとしていませんか?

例えば、誰かを嫌ってはいけないとか、誰にでも好かれる感じのよい人でなければいけないとか。

そんなの全部幻想です。

嫌いな人たくさんいたっていいんです。嫌われたっていいんです。

あなたがあなた自身を愛することが、いちばん大切なことなんです。

あなたが恥ずかしいと思うあなたをこそ愛してください。それが本当のあなたです。あなたに認めてほしくて、何度もあなたの前に現れて、そのたびに拒絶されて傷ついているあなた自身を。

多分何かが変わります。

 

 

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